住宅ローン借り入れ審査のときに気をつけることとは?
マンションの購入を考えている20代サラリーマンです。物件は2500万円くらいのものを考えています。頭金は500万円ほどを準備していますが、十分でしょうか?住宅ローン借り入れ審査は数あるローンの中でも審査が厳しいと言われていますが、どんなことにとくに気をつける必要がありますか?具体的な注意点を教えていただけましたらと思います。
審査の際には他からの借入がないかをチェック!
住宅購入に向けて、しっかりと準備してこられたんですね。頭金は購入額の最低2割といわれますから、あなたが準備した500万円はちょうどです。もちろん、頭金が多ければ多いほど返済は少なくなりますから、もしどうしてもすぐ、というわけでなければ、すこし時間をおいてもうすこし貯金してからでも良いのかもしれません。
住宅ローンの初期費用としては、頭金意外にも、ローン手続きの手数料や登記費用などもかかります。これも100万円くらいは合わせてかかってしまいますし、ローンは組んだものの、生活できなくなってしまった、というのでは本末転倒ですから、将来のことを考えて、半年分くらいの生活費は準備しておくべきです。というわけで、合計200~250万円くらいは頭金意外にも準備しておいてください。
あと実際の審査の前にしておいていただきたいことは他からの借入がないことを確認することです。仮に以前消費者金融から借りたことがお有りなら、それをまず完済することから始めなければなりません。そんな状態で住宅ローンから借りようなんていうのは虫が良すぎます。また、仮に完済していたいとしても、まだカードが残ったりしていて、消費者金融との契約が残っていたりするなら、それをすべて解約してください。契約がある以上、銀行は借金の可能性がある人とあなたのことを見ます。
気をつけるべき点は気をつけて、審査に望めばなんの心配もいりません。
住宅ローン借り入れ審査、難しいっていうけど実際はどう?
住宅ローン借り入れ審査に対するイメージはどのようなものでしょうか。審査期間が長い、審査に通るのが難しい、そんなイメージではありませんか?やはり数千万円という高額なローンになることも珍しくないものですから、審査は慎重になるでしょうし簡単にはお金は貸してもらえません。実際、住宅ローンの審査に通るのは難しいものなのでしょうか。
住宅ローンの審査が難しい、厳しいとは聞きますが、ある程度の条件さえクリアしていれば特に怖がる必要もないんですよ。例えば借入希望金額です。借入希望金額というのは、自分が購入したい住宅の金額から自己資金を差し引いたもの、頭金として準備できる金額を引いたものになるかと思いますが、その金額には住宅ローンで融資するときの基準となるものがあります。それが年収に対する返済金額の割合です。一般的に住宅ローンの審査に通るとされているのは、年収に対しての返済金額の割合が35%以内だと言われています。返済期間、金利も考慮したうえで借入可能と思われる金額を算出してみてください。その金額より高額な融資を受けることは厳しいと考えておきましょう。
ただ、この35%というのは返済が楽にできるという金額ではありません。銀行側が返済できるだろうと判断する金額です。娯楽費や教育費で出費が増えてくればローン返済が苦しくなることが予想されますから、年収に対する返済金額の割合を25%に抑えておくと、審査にも通りやすく返済も大変にはならないと思いますよ。
あとは住宅ローン申し込み時に他のローン返済があれば審査に通るのは難しくなります。毎月の収入というのは決まっているでしょうから、自分が返済できる金額というのも当然限られてきますよね。他のローンを返済しつつ住宅ローンの返済も始まるのは苦しくなるだけですし、返済が滞る恐れもあります。ですから、審査に通るのは難しくなってしまうのです。自分の年収に見合った借り入れ金額を希望し、他にローン返済が無ければそこまで審査におそれることは無いでしょう。